日本人カジノディーラー・北垣智之がカジノエンターテインメントを語る

本日のお話の中で「カジノはエンターテイメント」だというお話がありましたが、具体的にエンターテイメントとはどんなものですか?

さっきも言った通りラスベガスではエンターテイメントの街なのでカジノをしなくても遊んで帰って来れるんですね。
例えばセリーヌ・ディオンのコンサートやカッパーフィールドのイリュージョンがあったり、あと世界的に有名なシルクドソレイユ、これも色んなカジノでシルクドソレイユは開催されていますからそういった意味では一つの街に行って色んなショーを見て帰ってくるというね、タイミングが良ければK-1とかボクシングみたいな格闘技もやってるんでそういうのを見終わった後にホテルの部屋へ帰りますね、その時にカジノがあるからじゃ、1ゲームやって帰ろうかという気楽なものがカジノというラスベガスでは定着していますね。
僕もそうですね。
大体1日のプランがあって午前中はプールで泳いで午後は観光して夕方はショーを見て、ご飯を食べて部屋に戻る途中にじゃ、ちょっとカジノをしようかというのが殆んどですからね。
本当にカジノだけやりに行ったとか24時間カジノやって帰るっていうお客さんは本当に少ないですね。

カジノが暗いっていう話がありましたけど…

そうですね、カジノってそう言う暗いイメージではなくて例えばラスベガスのシーザーズパレスと言うカジノでは一角のピットでモデルみたいな綺麗な女の子が露出の高いコスチュームを着てディーリングやってる所があるんですね。
そういった所がお昼の2時3時からおじさんで満席なんですね。
で、そこのディーラーはただディーリングをやるだけじゃなくてディーリングが終った後に、合間にテーブルの後ろにあるステージでポールダンスをやるんです。
だからおじさん達はディーラーのポールダンスを見ながブラックジャックをやっているんです。
これがラスベガスの文化ですね。
そんな感じかな。

でもなんかいやらしく無いっていうか、芸術的な感じ、ありますよね。

そうですね。
そういうね、ポールダンスやりながらブラックジャックが出来るのがプラネットハリウッドとか何個かあるんですよ。
で、その言ったシーザーズパレスというのはプッシーキャットドームという、こういうブランドになっているんです。
そういうのを見ながらブラックジャックをやるんでどんどん負けますよね。
で、もう一つインペリアルホテルというのがあってここは日本とか中国、まぁアジアですね、東洋をモデルにした、モチーフにした階があるんですが、ここは全てディーラーがモノマネやってるんです。
エルビス・プレスリーの格好をしてたりレディ・ガガの格好をしていたり、マイケルジャクソンのコスプレというか本当にそれになりきって彼らがディーリングをやっているんですね。
で、極端に言えばマイケルジャクソンとブラックジャックを出来ちゃうとかそういう感覚であって、一般的なカジノではカジノ台では写真撮影が一切禁止なんですがそのテーブルだけ写真撮影OKなんですよ。
だから記念にディーラと記念撮影をしているんですが本当にエルビス・プレスリーとか僕あんまり名前を知らないんですが色んな有名人がディーラーをやっているんですね。
で、彼らはリーディングの合間に真ん中にある小さなステージで実際に歌を披露しているんですよね。
そういったコンサート気分を味わいながらブラックジャックを楽しむというカジノがラスベガスにはいっぱいありますね。
カジノだけじゃないという。

カジノって一般層の方以外にもやっぱりお金持ちの方とかもいらっしゃいますよね?

ありますね。
これは実際に僕は見たことは無いですが、ハイボーラーと言われるたくさんお金を使うV.I.Pのお客さんはホストと、専属のアテンダントが付いて丁重におもてなしをされるんですよね。
そういったV.I.Pのハイボーラーに関してはカジノ側が飛行機も用意してくれるし空港までのリムジンも用意してくれるし、当然部屋も食事もショーも全てタダでそこでステイ出来ると、そういうサービスがもらえるのがカジノの特有ですね。

それ、全部無料ですか?

そうです。
ローリングという言葉があって事前にカジノにいくらかデポジットをするというシステムが有りますが、それはカジノで使っちゃうわけじゃなくて勝てばそのお金は増えますから事実上全てがタダで遊べるというのがこのV.I.Pのホストシステムなんですね。

芸能人や、著名な方などもいらっしゃるんですか?

はい。たくさん居ますね。
やっぱりああいうのは個人情報なので名前は出てこないのですが
まっ、王子製紙もそうじゃないですか(笑)
結構いいお客さんだと思いますね。
ただ、そういったのはお金持ちだけではなくて僕らみたいな一般客でもそういったサービスは十分受けられるんですよね。
ラスベガスに行くとプレイヤーズクラブというのがあってそのカジノでゲームをする前に先ず、プレイヤーズクラブに立ち寄ってそこでプレイヤーズカードという会員証を発行してもらえばこれで色んなサービスを受けられるんで結構お得に遊べちゃうんです。
で、これはカジノによって色々システムが有りますが、例えばあるひとつのカジノなら200ドルでもいいです。
いくらでも金額は関係なく取り敢えずブラックジャックに座って4時間遊ぶ。
その日の夜は40ドル分の食事がタダになるとか。
当然200ドル分負ければ高いディナーですけど勝てば、カジノで勝った時に晩御飯がタダになるんですよね。
で、あるカジノは最初にゲームに入る時に時間は関係なく取り敢えず500ドル分のお買い上げをすればその日のディナーをサービスするという色んなサービスがあるんですね。
だから、ベガスで賢く遊ぶには取り敢えずプレーヤーズカードとかを作って遊ぶと色んな特典が受けられますね。
さっき言ったショーであるとかエステとかね、こういったものはカジノでポイントを貯めれば1円も払わずに向こうからサービスしてもらえますから。
ただ、日本人はプレイヤーズカードというのはあまり知らないですね。
ただ、お金を使って帰ってきちゃいますからね。

マカオでも見た事があります。

そうですね、ラスベガスではプレイヤーズカードと言うんですけれども韓国とかマカオではメンバーズカードと言うんです。
同じようなコンプの付くカードが発行されるんです。
ですから、海外のランドカジノへ行く時は必ずプレイヤーカードを作るんですね。
ゲームに入る前にはカードを提示してポイントを貯めながら遊ぶと晩御飯とかショートかエステ、こういったものが全て無料になるそういうチャンスです。是非、そういうのは知ってもらいたいですね。

最後に北垣さんのカジノへ対する思いやこれからの夢などを聞かせてください。

日本ではまだまだカジノと言うとマフィアとかイカサマ、不正とかね、こういったイメージが強いですが、やはりもっと国民の皆にもカジノの事を勉強してもらって1日でも早く日本でもカジノを合法化してもらいたいですね。
日本でカジノを導入した事によってお年寄りや子供がねあるいは国民が豊かになったなと思える様な、健全なカジノを早く育成をして欲しいです。

 

どうもありがとうございました。

 

 

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