台湾のカジノ合法化への動きと現状

台湾カジノ合法化

 

 

2009年に台湾政府は、経済発展、及び観光産業の活性化を狙い、離島地域におけるカジノ事業を合法化する法案を可決した。

 

この法案を、『離島開発法』と呼ばれ、住民投票により可決され、正式認証された。

 

 

 

台湾政府は、カジノ新興国である下記の国々

 

  • マカオ
  • アメリカ
  • イギリス
  • シンガポール
  • オーストラリア

 

 

と協議を重ね、カジノ事業における包括的な法規の作成を進めている。

 

 

 

上記に挙げた、今現在大きな問題もなくカジノを運営している国でも、最初はそうであったように、台湾でもカジノ事業は数々の論争を生んでいる。

 

 

賛成派の人達は、IR(統合型リゾート)開発が台湾にもたらす多大なる経済的な恩恵を上げる一方、

 

反対派の人達は、カジノ事業の発展に伴う社会や生活環境に及ぼす影響について懸念している。

 

 

 

しかし、台湾政府は国民の反対意見とは裏腹に、かなり肯定的な姿勢で取り組んでいる。

 

その理由としては、

 

マカオが世界一のカジノ大国に成長したこと
シンガポールが国内2つのIR(統合型リゾート)建設から多大なる利益を得ている

 

 

が主に挙げられ、国内におけるカジノ事業に関しては、かなり積極的な立場をとっているのは事実であるといえる。

 

 

 

現在、台湾の離島の中で、IR開発に一番適しているのは『金門島』である。

 

台湾カジノ合法化

 

 

地理的に中国へのアクセスが早く、観光資源も豊かで、近年観光客が急上昇している。

 

 

空港やフェリーなどのインフラも整ってきており、観光地としても認知されていることから、金門島とアモイを結ぶ橋が建設されることが予想される。

 

 

そうなれば、金門島とアモイは車で約15分の距離となり、中国からの観光客が多数金門島に訪れるはず。

 

この機会を台湾政府が見逃すわけがありませんね。

 

台湾カジノ合法化

 

 

 

 

また、金門島の将来性を期待しているのは、台湾政府だけではなく、カジノゲーミング機器メーカーも注目している。

 

 

ゲーミング機器メーカーの『アストロ社』は、7年以上前から開発計画の立案、及び土地の取得を開始していた。

 

 

 

しかし、金門島の土地は細かく取得されているため、IR開発に必要なまとまった用地を取得するには苦労を要した。

 

 

 

そのような中、アストロ社は、6年以上かけて地道に土地の取得をすすめ、総面積22万uのIR開発用土地の取得に成功した。

 

アストロ社は、この広大な土地に、一流のカジノ、豪華ホテル、高級ショップ、飲食店、劇場、スパ・フィットネス、会員制クラブ等の建設を予定している。

 

 

 

カジノ建設は台湾が国を挙げて取り組んでいる経済政策のため、台湾メディアは梶野産業に対して好意的な姿勢をとっている。

 

 

 

これからの課題は、中国からの多数の観光客を対応する交通インフの整備を早急に進める必要がある。

 

 

いずれにしても、台湾のカジノを含むIR事業からは、目が離せない。

 

 

 

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