マカオのカジノで深刻な労働者不足

マカオのカジノで深刻な労働者不足

 

香港と並ぶ中国特別行政区マカオのカジノ産業は世界最大規模に達しており、アメリカのラスベガスを上回るほどの成長を見せています。

 

一方で、マカオでは深刻な人手不足問題が起きています。
一段と加速するカジノ開発がさらに拍車をかけ、商店などとの労働者争奪戦が激化しているようです。

 

 

マカオの失業率はブルームバーグが調査を始めた2002年以降で最低の水準で、わずか約2%ほどだそうです。
人口約50万人のマカオには、一部の職種で居住者雇用を企業に義務づける規定があり、カジノ各社はカードディーラーや建設労働者、企業幹部の確保に躍起になっています。

 

 

これによりレストランなど小規模事業の経営にダメージを与えていて、カジノ業社との人材獲得競争に勝つためには賃金引き上げるしかない状況が続いています。

 

 

米国のラスベガス・サンズとウィン・リゾーツや、香港のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽)などカジノ各社は、カジノ収入を押し上げた中国人観光客の呼び込みを強化しようとしているが、労働力の確保が深刻な問題となっています。

 

 

マカオでは今後もカジノ開発が続々と計画中で、雇用規制緩和を求める声が一層強まっています。


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