ベトナムに最大級のカジノ『ザ・グランド・ホートラム』がオープン
シンガポールを筆頭に、カジノ産業の成長が著しい東南アジアに、新たなカジノが登場した。
2013年7月26日、ベトナム・ホーチミンから南に120km南の海岸沿いにオープンした、
『ザ・グランド・ホートラム』だ。
当ホテルは、ベトナム初となるIR(統合型リゾート)として登場。 ベトナム人の期待を一身に背負っている。
総工費は約4,200億円。
全施設の完成まで約10年がかりの『ザ・グランド・ホートラム』は、9,000室の客室を持つホテル群と2つのカジノ、2,000代以上のカジノマシン、本格的なゴルフコースを有するIRとなる。
今回のオープンはそのうちのごく一部だけであるが、間違いなくベトナムカジノの歴史を変える大きな出来事となることは間違いない。
世界一のマカオ、注目のシンガポールを筆頭に、フィリピン、マレーシアに続き東南アジアにまた大きなIRの誕生となる。
このオープニングセレモニーで、同リゾートのACDL社のロバート・ウォルフェ氏は、
『ほとんどの人たちは我々がオープンにこぎつけるとは思わなかっただろう』と言及した。
それだけオープンまでの道のりは険しかったのだろう。
当初、このIR建設に名乗りを挙げていたMGM社の撤退や、ベトナム政府からの投資、カジノライセンスの発行遅れ等、超えるべき山は経営陣にとっては非常に高いハードルとなったことと思われる。
やっとこぎつけたオープニング当日は、多数のゲストが押し寄せた。
一方、夕刻からの『ザ・グランド・ホートラム』運営担当者による、ウェルカムパーティーは、このIRのエンターテインメント性が強く感じられるものとなった。
ジャズバンドの演奏で始まったパーティーは、同リゾートCOOのマイク・サンタン・ジェロ氏とジョン・ウェブ氏のスピーチがとても熱が入ったもので見ていた人たちを魅了した。
そして待ちに待ったカジノのオープニングでは、フレンチコロニアルスタイルとベトナムの伝統デザインをミックスしたカジノは多数のセレブや招待客で埋め尽くされた。
彼らが見守る中、最初のルーレットとビッグホイールが回され、大歓声が上がった。
現在、ベトナムのカジノに入場できるのは、外国人のみとなっているので、カジノ側は海外マーケットを重視しており、今後は数カ国に営業拠点を設置するとのことである。
現在『ザ・グランド・ホートラム』で働く従業員は約2,000人。
少なくとも地域経済には雇用面や金銭面で多大なる貢献をしていると言える。
今回のオープンはあくまで第一弾。
本格的なオープンはこれからであり、2014年にはチャンピオンゴルフコースも完成する予定。
今後はベトナムカジノから目が離せないことになりそうである。
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