マカオカジノの顧客動向の変化とは
2013年から2014年にかけて、マカオに訪れるカジノ客の動向に新たな傾向が見られた。
これまでマカオカジノの売り上げを支えてきたのが、一度に大量の金額を賭ける中国人VIPバカラ客であった。
2013年に入ると『マスゲーミング』と言われる、いわゆる平場客の売り上げが増加傾向にある。
マカオカジノの総収入全体に占めるVIPバカラの収入割合は、
2011年・・・73%
2012年・・・69%
2013年・・・66%
と、減少傾向にあり、2014年も更に減少傾向にある。
マスゲーミング客が増えている要因としては、中国本土からの自由旅行客の増加が挙げられる。
カジノ各社がIR(統合型リゾート)に力を入れていること、人民元の価値が上がってきたことにより、中国人の旅行や消費の意欲が高まってきたと言える。
今後、マカオにおける6大カジノ企業はカジノ以外のエンターテインメント関連に力を入れていくと宣言しているので、カジノだけが目的ではないファミリー層の誘致にも期待が持てる。
2014年もマカオのカジノ収入は絶好調で、前年比2桁伸長は間違いないと言われている。
これからもマカオから目が離せない。