フィリピンでカジノ付複合施設建設ラッシュ

フィリピンでカジノ付複合施設建設ラッシュ

 

フィリピンでは今年から来年にかけて3つのカジノを含めた複合リゾート施設の建設ラッシュが続いており、フィリピンのカジノ産業における収入は倍増する見込みであることを現地紙ビジネス・ワールドが伝えています。

 

 

フィリピンのカジノ関連会社ブルームベリー・リゾーツがすでに開業した「ソレア・リゾート・アンド・カジノ」のほか、来年には同業のベル・コーポレーションの「ベル・グランデ・マニラベイ」、日系企業が運営するタイガー・リゾーツ・レジャー・アンド・エンターテインメントによる「マニラ・ベイ・リゾート」の計画も進んでいます。カジノリゾート3施設開業により、ますます外国人客が増加し収入も増えると期待が集まっています。

 

 

金融機関世界大手のバンク・オブ・アメリカ(BOA)・メリルリンチは、「韓国と中華圏からの観光客は昨年、フィリピンを訪れた外国人全体の36%を占めたが、カジノ産業が外国人から得た収入の国別割合ではこれを大きく上回ったもようだ」とフィリピンのカジノにおける客層を分析しています。

 

 

同国のカジノによる収入は昨年の22億ドル(約2110億円)であり、国内総生産(GDP)の0.9%を記録しました。財政赤字が2016年までに国内総生産の2%台になると予想されているフィリピンでは、カジノによる税収入が今後も国家財政に大きく貢献するかもしれません。

 

 

 


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