元重慶市トップ薄熙来(ボー・シーライ)がマカオで汚職疑惑

薄熙来

昨年2012年12月、元重慶市トップだった薄熙来(ボー・シーライ)がマカオのカジノでマネー・ローンダリング「資金洗浄」をしていた疑いがあり、今年3月に予定されている裁判に向けて、中国政府が調査や証拠集めに力を入れています。

 

 

 

マカオ警察当局に関係が深い事情通によると、中国の調査官は同年11月、マカオの知名度の高いカジノ店VIPルームにて資金洗浄に加わった疑いがある6人から聞き込みを行った様子。

 

 

 

彼らは公費旅行の代理人で、薄氏の汚職事件と関係した可能性を調査中でした。
薄氏は中国共産党を除名され、他にも職権乱用や収賄、イギリス人実業家殺人事件への関係などにも疑惑があります。

 

 

 

中国共産党内でも同問題に対し意見が分かれていて、共産党は動かぬ事実を手に入れようとしているのだという法律専門家の指摘を英タイムズ紙が報道しています。

 

 

 

汚職事件が蔓延している中国では、マカオのカジノがマネー・ローンダリングの重要な経路になっていると考えられています。

 

 

 

 

2011年の記録によると、カジノ総収益が330億ドルでラスベガスの50億ドルを大幅に上回る利益を出しているが、実情の収益はこの数字より遥かに超えると予想されています。


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