活況の韓国カジノの裏にある影とは
今、世界の経済を牽引しているカジノだが、光あるところには必ず影があることも知っておかなければならない。
お隣、韓国のカジノもソウルや釜山を中心に観光客で賑わっており、韓国経済を潤している。
しかし、韓国北部に唯一韓国人がカジノをプレイできる場所がある。
それが、『江原(カンウォン)ランド』だ。
週末ともなると、均衡の地から江原ランドへ韓国人が押し寄せる。
それ自体はいい面もあるが、悪い面もある。
ある60代の韓国人男性は、夜通しルーレットに興じ、気づけば閉店の午前6時。
半月分の給料70万ウォン(約7万円)を一晩で失い、貯金もほぼゼロになったそうだ。
この男性は、約1年前にカジノに夢中となり、休みのたびにソウルから高速バスでやってくる。
来るたびに持ち金全部を使い果たしてしまう生活をやめられず、この日初めて『中毒管理センター』に行き、カウンセリングを受けた。
この中毒管理センターは、江原ランド利用者なら無料で利用でき、約10年間で5万人以上の患者が訪れたそうである。
日本の自治体も、カジノ解禁を前に視察に訪れたという。
中毒管理センターと江原ランドは目と鼻の先。
ある違う男性は、カウンセリングを受けたから『もう大丈夫』と言って、また江原ランドのゲートをくぐって行った。
中毒患者が出るから、カジノは悪い。
と考えるのは早合点である。
カジノがもたらす恩恵は、その国にとって非常に大きい物がある。
それ故、こうした中毒患者をいかに出さないか、いかにカウンセリングしていくかをしっかり考え、対策していく必要がある。
あなたは日本でカジノが解禁されても、決して中毒患者になってはいけません。
そうなる前に、自宅でこっそり練習しましょう。